水墨画用品

水墨画用品って限られていますが、良しあしが分かりにくいのが残念ですね。描き方も馴染むのに時間がかかりますが宮本武蔵などで勉強すると分かりやすいですよ。
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水墨画描き方

水墨画の描き方としては、まず、小さなスケッチブックと柔らかめの鉛筆で、スケッチしてみることから始めることをオススメします。それなりに絵を描いていた経験があれば別ですが、初心者の場合は、構図の取り方や描くものの特徴の捉え方などを練習する必要があるのです。

スケッチに慣れて、それなりに自分で満足できる絵がかけるようになると、水墨画を描いてみます。水墨画には沢山の技法があって、それに合わせて筆の持ち方も変わるので、とりあえず、持ちやすい持ち方で持ってみてください。筆は予め全部ほぐしてしまいますよね。ほぐした筆を水に浸してから、余った水をふきんなどで取り、筆の先に墨をつけて、太い横線を引いてみましょう。筆を寝かすようにして、なるべく同じ幅になるように引きます。

次に、筆を立てた状態で筆の先だけを使用するようにして、細くて均一な線を横に引いましょう。最初は手が震えて上手く引けなくても、練習しているうちに出来るようなといわれています。この2つの線の引き方が水墨画の描き方の基礎中の基礎です。ある程度、線が引けるようになると、この2つの線を使って、水墨画を描いてみましょう。細い線で輪郭を描き、輪郭を描きたくない時には太い線を使います。

これだけで物足りなくなってきたなら、にじみやぼかしなど、他の技法も勉強してみるのがオススメです。ちょっとずつ、使える技法を増やしていけば、楽しみながら表現の幅を広げていけるはずです。

水墨画用品について

水墨画用品に関して説明したいと思います。初めのうちは、筆かと言って、技法や描く題材などにあわせてたくさんの種類があり、初心者はどれを買えば良いのか決めかねるなのですよ。最初の段階では、始めは長流筆の中や大、面相筆あたりを購入しておいて、必要に応じて好みの筆を揃えていきましょう。

墨や硯は習字に使ったものでかまいませんが、墨汁は使えありません。習字用の墨と水墨画用の墨は違うもので、水墨画用の墨のほうがにかわの量が多く、青系黒の松煙墨と茶系黒の油煙墨があります。同じ大きさの墨の場合、持った時に軽い方がいい墨です。

硯の良し悪しは、初心者とっては判断が難しいので、新たに買う場合は、シンプルな形の2000円〜4000円くらいのものを買ったらいいです。水墨画で使う紙には、麻紙(まし・あさがみ)、画仙紙(がせんし)などがあり、それぞれ特徴に応じてつかい分けるようにして下さい。麻紙は、粗い紙肌で画仙紙などと比べるとにじみにくいのが特徴になります。画仙紙は墨の吸収がよく、中国産の本画仙と日本産の和画仙があります。

水墨画用の紙は産地や材料、製法などが違う紙がとてもたくさんあるようなので、いろいろと試してみて、描きたい題材に適した紙を使用するようにするといいですね。下敷きは、習字用の紺のものでも充分使えますが、白いもののほうが墨色がわかりやすくてオススメです。水入れやパレットのように使用する白い小皿、紙をおさえておく文鎮の他に、ふきんもよく使用します。

http://utubyo.snapmix.jp/

雪舟水墨画

雪舟水墨画とは、画聖と呼ばれ、日本の水墨画の全盛期を築いた水墨画家のひとり、雪舟が描いた水墨画のことを言うんです。雪舟は室町時代(歴史が苦手だという人もいますが、全体的な流れとそれぞれの特徴を押さえると比較的理解しやすいかもしれません)に活躍しましたが、その構図美と独特の世界観は今でもみる人を魅了します。

雪舟の水墨画は、現存する作品のうち、六点が国宝に指定されているのですが、雪舟以外の画家でそんなに多?の作品が国宝に指定されている人はいないでしょう。雪舟は日本人ではじめて、外国の切手に描かれた人物でもあります。日本だけでなく、世界中に雪舟の水墨画のファンがいる事からも、その作品の素晴らしさが分かるでしょう。雪舟はとても広く知られている人物にもかかわらず、その一生涯に謎が多いことでも知られているのです。

生きていた当時も有名人だったはずなのに、没年でさえ、明確ではありません。雪舟が中国(当時は明)に渡るまでの日本の水墨画家は、中国の水墨画家が描いたみたこともない中国の風景を真似すると言う形で作品を描いていたそうです。雪舟は中国に行くことで、実際に中華人民共和国の風景を見て、それを描きました。その絵には実際にみていなければ描けないような現実感と迫力があります。日本に帰ってきてからも、雪舟は旅をしてみた日本の風景を描き、日本の水墨画の流れを変えたのです。

1479年頃からは、周防(山口県の東南半)の雲谷庵(うんこくあん)と言ったアトリエで制作活動をしていたといわれておりますが、はっきりとした記録は残っておらず、アトリエの正確な位置もわかりません。

ラクダ
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